
便利なものを買ったのに、使い始めるまでが一番面倒。最近、そんなことをよく感じます。
買う前は、かなり前向きなんです。
ことり「これがあれば楽になるかも」
「これで少し安心できるかも」
「これは買ってよかったものになるかも」
そう思って注文します。そして届きます。
そこまでは順調です。問題は、そのあとです。
箱を開ける。
説明書を見る。
置き場所を考える。
設定する。
使い方を覚える。
このあたりで、私の中のやる気が少しずつ静かになります。便利になるために買ったはずなのに、便利になる前にひと山ある。
50代の暮らし、意外とここが一番の難所だったりします。
便利なものを買ったのに最初の一歩が重い
便利なものを買うときは、気持ちとしてはかなり前向きです。
これで暮らしが少し楽になる。
これで心配ごとがひとつ減る。
これなら続けられるかもしれない。
そう思って選びます。
でも、実際に届いたあと、すぐに使い始められるかというと、そうでもありません。
届いた箱を見ながら、「よし、あとでやろう」と思います。この「あとで」が、なかなかくせものです。
買うまではあんなに前向きだったのに
買う前は、とにかくしつこいくらい調べます。口コミを見たり、サイズを確認したり、価格を比べたり。かなり真剣です。
ところが、いざ届くと少し気が抜けます。買うまでで、すでに一仕事終えた気分になっているのかもしれません。
本当は、そこからが本番です。
箱を開けたところで一度止まる
箱を開けた瞬間に、説明書や部品が見えると、そこで一度止まります。
難しいことは書いていないのかもしれません。でも、読む前から少し身構えます。
ことり「ちゃんとできるかな」
「間違えたらどうしよう」
「これ、今日やる気力あるかな」
そんなことを考えているうちに、そっと箱を閉じたくなる日もあります。便利なものを買ったのに、まず必要なのは便利さではなく、少しの気力。
使い始めるまでに気力がいる理由
使い始めるまでに気力がいるのは、面倒くさがりだからだけではないと思っています。
もちろん、それも少しあります。でも、それだけではなく、心配性の私は「失敗したくない」という気持ちも強いです。
せっかく買ったのに、うまく使えなかったらどうしよう。設定を間違えたらどうしよう。置き場所を間違えたらどうしよう。
考えすぎて、まだ何もしていないのに少し疲れてしまうことがあります。
説明書を読むのがもうひと仕事
説明書は大事です。大事なのはわかっています。でも、細かい文字を見ると、少しだけ気持ちが遠くなります。
若い頃より、説明書を読むのに気力がいるようになった気がします。
文字が小さい。手順が多い。聞き慣れない言葉が出てくる。
そうなると、便利なものの前に、まず自分の集中力と向き合うことになります。便利グッズより先に、私の気力を充電したい。そんな日もあります。
設定・置き場所・続け方を考えるだけで疲れる
使い始める前には、意外と考えることがあります。
どこに置くか。
どう使うか。
毎日使うのか。
必要なときだけ出すのか。
続けられるのか。
簡単なことのようで、実際にはひとつひとつ確認したくなります。
たとえば、宅配ボックスもそうでした。我が家は玄関スペースが広くないので、置き場所はほぼ玄関前一択でした。
それでも、玄関ドアの邪魔にならないか、雨の日はどうか、配達員さんに気づいてもらえるかは気になりました。
実際に使ってみた話はこちらにまとめています。
選択肢は少ないのに、気になることはそれなりにある。これが、心配性の暮らしです。
失敗したくない気持ちが強すぎる
私は、何かを始める前に少し考えすぎるところがあります。
失敗したくない。
損したくない。
あとで後悔したくない。
そう思うと、最初の一歩が重くなります。でも最近は、最初から完璧に使いこなそうとしなくてもいいのだと思うようになりました。
まずは一回使ってみる。
少し不便なら、あとから直す。
合わなければ、使い方を変える。
そのくらいのゆるさがあったほうが、暮らしには合っているのかもしれません。
それでも使い始めると、やっぱり助かる
使い始めるまでが面倒でも、実際に使い始めると「やっぱり買ってよかった」と思うものがあります。
最初のひと手間を越えると、暮らしが少し楽になる。気がかりが少し減る。
そういうものは、50代の暮らしにはありがたい存在です。以前、買ってよかったものの基準についても書きました。
私にとっての買ってよかったものは、気分が上がるものだけではなく、気が楽になるものです。
宅配ボックスは使い始めたら気が楽になった

宅配ボックスは、最初こそ置き方や使い方を少し考えました。でも使い始めてからは、荷物が届く日の気がかりが減りました。
家にいなければいけない感じ。再配達をお願いする申し訳なさ。お風呂に入っているときに来たらどうしよう、という心配。
そういう小さな負担が減ったのは、かなり大きかったです。
使い始めるまでは少し面倒。でも、使い始めたあとは助かる。便利なものには、そういうところがあります。
黒酢は再開しやすい小さな習慣だった

黒酢も、最近また飲み始めたもののひとつです。
養命酒製造の黒酢は、以前飲んでいたことがあったので、味や続けやすさがわかっていました。その分、再開するハードルは低かったです。
新しいことを始めるより、前に自分に合っていたものに戻る。これも、50代の暮らしには合っている気がします。
黒酢を再開した感想はこちらに書いています。
便利なものも、健康習慣も、続けるには「最初の面倒」を少しでも小さくすることが大事なのかもしれません。
見守りカメラやエアコンも、最初だけ少し頑張るもの

ハルの留守番のために使っている見守りカメラや遠隔操作できるエアコンも、最初は少しだけ気力がいりました。
設定したり、アプリを確認したり、ちゃんと動くか試したり。でも、一度使えるようになると、外出中の安心感がかなり違います。
ハルが寝ている様子を確認できる。暑さ寒さが気になるときに、エアコンのことを考えられる。
こういう安心は、最初のひと手間を越えたあとにやってきます。
便利なものは、買った瞬間にすべて解決するわけではありません。使えるようになって初めて、暮らしの中で働き始めるのだと思います。
50代の暮らしは最初から完璧に使いこなさなくていい
便利なものを買うと、つい最初からちゃんと使いこなしたくなります。でも最近は、最初から完璧でなくてもいいと思うようになりました。
一回使えた。
置いてみた。
飲んでみた。
アプリを開けた。
それだけでも、最初の一歩としては合格だと思っています。
まずは一回使えたら十分
新しいものを使い始めるとき、私はつい慎重になります。
でも、最初から全部を理解しようとすると疲れます。だから最近は、まず一回使えたらよし、と思うようにしています。
宅配ボックスなら、まず一度荷物を受け取れたらよし。黒酢なら、まず一杯飲めたらよし。見守りカメラなら、まずハルの姿が見えたらよし。
小さく始めるくらいで、ちょうどいいです。最初から立派に使いこなそうとすると、私の場合は始める前に休憩が必要になります。
説明書を全部理解しなくても暮らしは回る
もちろん、安全に使うために大事な部分はきちんと確認します。
でも、説明書を隅から隅まで完璧に理解しないと使えない、と思い込まなくてもいいのかもしれません。
必要なところから見る。わからないところは、使いながら覚える。慣れてきたら、少しずつできることを増やす。
そのくらいで、暮らしは意外と回ります。
50代の暮らしには、完璧さよりも「続けられるゆるさ」が必要なのかもしれません。
まとめ|便利なものは、使い始めるまでが山場かもしれない
便利なものを買ったのに、使い始めるまでが一番面倒。
これは私だけではないのかもしれません。
買うまでは前向き。
届いたら少し安心。
でも、箱を開けて、説明書を見て、置き場所や設定を考えるところで少し止まる。それでも、使い始めてみると「やっぱり助かる」と思う。
宅配ボックスも、黒酢も、見守りカメラや遠隔操作エアコンも、最初の一歩を越えたあとで暮らしの安心につながっていきました。
便利なものは、買っただけではまだ半分。使い始めて、暮らしになじんで、ようやく「買ってよかったもの」になるのだと思います。



