ハルの日記帳

ぼくはごはんの時間を知っている

ハルの日記帳
ことり

ごはんの時間が近づくと、
ぼくはなんとなく落ち着かなくなる。

まだママはキッチンに立っていないし、
お皿の音もしていない。

でも、そろそろだと思う。

ソファで寝ていても、
なんとなく目が覚める。

そして、ゆっくりキッチンの方を見る。

まだ準備は始まっていない。
でも、ぼくは知っている。

もうすぐだ。

ママはいつも、だいたい同じ時間に
ごはんを用意する。

だからぼくは、
なんとなくその時間を覚えている。

キッチンに近づいて、
ママの様子を少しだけ見てみる。

まだみたいだ。

仕方がないので、
もう一度ソファに戻る。

でも、完全には眠らない。

耳はキッチンの方を向いている。

そしてそのうち、
カチャ…とお皿の音がする。

ぼくはすぐに立ち上がる。

やっぱり。

ぼくは知っていた。

ごはんの時間は、
だいたいわかる。

ABOUT ME
Kotori
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ことり
兵庫県出身、山口県在住。 フルタイムで働く50代。
心配性でも安心してラクに暮らせる「我が家の安心の仕組みづくり」を少しずつ進めています。
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