50代の暮らし

家に帰ってから少し何もしない時間が今の私には必要です

ことり

仕事を終えて家に帰ると、まず何もしたくない。
そんな日が、前より増えたように思います。

若いころは、家に帰ってからももう少し普通に動けていた気がします。

夕食の支度をして、片づけをして、次の日のことを少し考えて。疲れていても、流れのまま何となく動けていました。でも今は、玄関を入って「ただいま」と言ったあと、すぐには動けない日があります。

座って、少しぼんやりして、
お茶を飲んで、ようやく気持ちが家の中に戻ってくる。

そんな時間がないと、うまく次に進めないことが増えました。

前なら、そんな自分を少し責めていたかもしれません。帰ってすぐ動けないなんて、だらけているのではないか。もっとちゃんとしないといけないのではないか。そんなふうに思っていた時期もありました。

けれど今は、あの時間は怠けているのではなく、暮らしを回すために必要な回復の時間なのかもしれないと思っています。

帰ってすぐ動けない日が増えました

仕事が終わって家に着くころには、
体より先に気持ちが疲れていることがあります。

大きな出来事があったわけではなくても、人と関わって、気を使って、時間を気にしながら動いているだけで、一日の終わりには思っている以上に消耗しているのかもしれません。

若いころと比べて、体力そのものが落ちたのか、
それとも気持ちのほうが先に疲れやすくなったのか。

はっきりしたことは分からないけれど、「帰ったらまず少し静かにしたい」と思う日は確実に増えました。

家に帰ってすぐに台所へ立てる日もあります。
でも、そうではない日もあります。

椅子に座ってひと息ついて、ただ静かにしていたい。何も考えず、何も始めず、少しだけ空っぽになる時間がほしい。

今の私は、そんなふうに感じることが多くなりました。

何もしない時間は怠けではなく回復の時間

帰宅してすぐ、私はまず座ります。
急いで何かを始めるのではなく、少しだけそのままでいます。

温かいお茶を飲む日もあります。ハルの様子を見ながら、何となく今日の空気を抜いていくような時間になる日もあります。

会話をするわけでもなく、特別なことをするわけでもないのに、そういう短い時間があるだけで、気持ちが少し落ち着いてきます。

前は、こんな時間は無駄なのではないかと思っていました。

帰ったならすぐに動いたほうがいい。
先に用事を済ませたほうがいい。

そのほうがちゃんとしているような気がしていたのです。

でも実際には、無理にすぐ動こうとすると、気持ちが追いつかないまま家事を始めることになります。

そうすると、小さなことで疲れたり、やる気が出ない自分にまたがっかりしたりしてしまいます。

少し何もしない時間を取るほうが、
結果的にそのあとの自分が少し楽になることに気づきました。

何もしない時間は、止まっているようでいて、本当はちゃんと回復している時間なのだと思います。

少し座るだけで違う日もあります

長い時間休むわけではありません。ほんの5分、10分です。

それでも、その短い時間があるだけで、
「よし、そろそろ動こうかな」と思える日があります。

逆に、その時間を飛ばしてすぐに頑張ろうとすると、気持ちがずっと置いていかれたままになってしまうことがあります。

ほんの少しの間でも、自分を急かさない。そのほうが、今の私には合っているようです。

すぐに頑張らないほうが、かえって暮らしが回ることもある

帰ってすぐに何でもこなせるのが理想なのかもしれません。でも、理想どおりに動けない日があるのもまた本当です。

だったら、今の自分に合うやり方に変えていけばいい。

そう思えるようになってから、少し気持ちが楽になりました。

すぐに頑張れないなら、少し休んでから動けばいい。
全部きっちりできない日があるなら、できるところからやればいい。

若いころと同じようにはいかなくても、
今の自分なりの暮らし方があれば、それで十分なのかもしれません。

頑張ることをやめたいわけではありません。
ただ、頑張る前に少し整える時間が必要になった。

今は、そんなふうに思っています。

その小さな違いを認めるようになってから、「前よりできなくなったこと」ばかりを見るのではなく、今の自分が暮らしを回すために必要なことを考えられるようになりました。

今の私には何もしない時間が必要です

家に帰ってから何もしない時間があると、前の私は少し後ろめたさを感じていました。でも今は、その時間があるからこそ、そのあとを何とか回せているのだと思います。

お茶を飲む。
座る。
少し静かにする。
ハルの顔を見る。

そんな何でもない時間が、思っているよりちゃんと私を助けてくれています。

何もしない時間は、無駄な時間ではありませんでした。今の私にとっては、次に進むための準備のような時間です。

昔より少し疲れやすくなったのかもしれません。
前のようには動けない日もあります。

それでも、自分を急かしすぎず、今の自分に合う暮らし方を選べばいいのだと思っています。

家に帰ってから少し何もしない時間が、今の私には必要です。それは怠けではなく、毎日をそれなりに回していくための、静かな回復時間なのだと思います。

ABOUT ME
Kotori
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ことり
兵庫県出身、山口県在住。 フルタイムで働く50代。
心配性でも安心してラクに暮らせる「我が家の安心の仕組みづくり」を少しずつ進めています。
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