「あと5分だけ座ろう」と思ったら動けなくなる現象について

「あと5分だけ座ろう」と思ったら動けなくなる現象について

「あと5分だけ座ろう」

そう思ってソファに腰を下ろしたはずでした。本当に、5分だけのつもりだったのです。

荷物を片づけて、
洗濯物を取り込んで、
夕飯の準備をして。

やることはちゃんと頭の中に並んでいました。平日、仕事が終わって家に帰ってからの家事は時間との戦い。

でも、とりあえず少しだけ座ろう。

そう思ったのです。

目次

座った瞬間に世界が静かになる

ソファに座った瞬間、体の力がすっと抜けます。

足の重さが床に溶けるように消えて、肩の力も抜けていきます。

「はぁ…」
小さなため息が出ます。

そのまま少しだけ、目を閉じます。

時間の感覚がゆっくり遠ざかる

ほんの少し休むだけのつもりが、時間の感覚がゆっくり遠ざかっていきます。

まだ大丈夫。
まだ5分経っていないはず。

そう思いながら目を開けると、思ったより時間が進んでいることがあります。

立ち上がるには勇気がいる

座ってしまうと、立ち上がるには少し勇気が必要になります。

決して眠いわけではありません。
具合が悪いわけでもありません。

ただ、動き出すまでに小さな決心が必要なのです。

「よし」

心の中でそう言ってから、ようやく体が動きます。

ハルは容赦なく現実に戻してくれる

そんなとき、ハルが近づいてきます。

じっと見上げてきます。

散歩の時間ではありません。
ごはんの時間でもありません。

でも何かを期待している目をしています。

その視線に気づくと、
ゆっくり体を起こします。

現実に戻る合図のようです。

動き出せば意外と動ける

立ち上がってしまえば、不思議と体は動きます。

洗濯物を取り込み、夕飯の準備を始めるころには、さっきまでの重さが少し軽くなっています。

あの「あと5分」は、必要な休憩だったのかもしれません。

止まる時間も必要

少しだけ座るつもりが、動けなくなることがあります。

でもそれは、怠けているのではなく、体が休息を求めていた時間なのかもしれません。

ほんの短い停止時間。
それがあるから、また動き出せる。

今日も「あと5分」に助けられながら、一日が静かに進んでいきます。

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