日中は仕事をして、帰ってきて、
いつも通りの時間が流れていく。
特別なことは何もなくて、
でもそれなりに忙しくて、
気づけば一日が終わっている。

そんな毎日の中で、私は
「ひとり時間」がわりと好きだと思っている。
静かで、気を使わなくていい時間。
自分のペースで動ける時間。
誰にも何も言われないこの時間に、
ほっとすることも多い。
でも、そんな時間の中で、
ふと、ほんの一瞬だけ。
少し寂しくなる瞬間がある。
理由ははっきりしない。
何かがあったわけでもない。
ただ、部屋が静かすぎると感じたとき。
ふと、音がなくなったような気がしたとき。
その一瞬だけ、
心がすっと軽くなるのではなく、
逆に少しだけ沈む。
「さっきまで平気だったのに」
そんなふうに思いながら、
その感覚をやり過ごす。
前は、この気持ちが少し苦手だった。
ひとりが好きなはずなのに、
どうして寂しいと思うんだろう、と。
どこか矛盾しているような気がして、
うまく受け止められなかった。
でも最近は、「こういうものかもしれない」
と思えるようになった。
ひとり時間が好きなことと、
ときどき寂しくなることは、
きっと別の話で。
どちらもあっていいのかもしれない。
そう思えるようになってから、
あの一瞬の寂しさも、
少しだけやわらいだ気がする。
今日もまた、
静かな時間の中で、
いつもの一日が終わっていく。
それでいい、と思いながら。
