
仕事から帰ってきて、玄関のドアを開けた瞬間。「ああ、帰ってきた」と思うと同時に、体の力がふっと抜けることがあります。
50代になってから、家に帰ったあとの時間が前より大事になりました。若い頃は、帰ってすぐに家事をしたり、あれこれ動いたりできていた気がします。
でも今は、帰宅した瞬間に一度止まりたい。できれば、何も考えずに5分くらい無になる時間がほしい。
ただ、現実にはそうもいきません。
バッグを置く。
着替える。
ハルを見る。
夕食のことを考える。
洗濯物も目に入る。
家に帰ったら帰ったで、やることはあります。
でも最近は、帰宅後にいきなり頑張り直すのではなく、少しほっとできるように、小さく整えることを大切にしたいと思うようになりました。
50代になって、帰宅後の時間が大事になりました
50代になってから、仕事が終わったあとの疲れ方が少し変わってきたように感じます。
ものすごく大きな不調があるわけではありません。でも、帰宅してからの体力が、以前より少し少なめに感じる日があります。
朝はそれなりに元気でも、夕方には電池の残量がかなり減っています。スマホなら充電マークが赤くなっているくらいです。
私の場合、そこから家のことを全部きちんとやろうとすると、気持ちまで少し重くなります。
だから最近は、帰宅後の時間を「もうひと頑張りの時間」ではなく、少しずつ自分を戻す時間として考えたいと思うようになりました。
家に着いた瞬間、力が抜ける
玄関に入った瞬間、急に力が抜けることがあります。
外では気を張っているつもりがなくても、やっぱりどこかで頑張っているのかもしれません。
仕事中は人と話したり、時間を気にしたり、次にやることを考えたり。小さな緊張がずっと続いているような感じです。
だから家に帰ると、体より先に気持ちが座りたがります。まだ靴も脱ぎきっていないのに、心だけはもうソファにいます。
すぐ頑張り直さなくてもいい
以前は、帰ってきたらすぐに動かなきゃと思っていました。
帰宅したら、すぐ家事。
すぐ夕食の準備。
すぐ片づけ。
でも、すぐに頑張り直そうとすると、気持ちが追いつかない日もあります。
最近は、帰ってきたらまず一呼吸置いてもいいと思うようになりました。もちろん、何もしないわけにはいきません。でも、いきなり全部を始めなくてもいい。
まずバッグを置く。
手を洗う。
着替える。
水を飲む。
そのくらいの小さな流れを作るだけでも、帰宅後の気持ちが少し落ち着きます。
家に帰ってほっとするためにしている小さなこと
家に帰ってほっとするために、特別なことをしているわけではありません。きれいに整った暮らしをしているわけでもありません。
むしろ、日によっては帰ってきた時点で、すでにいろいろ乱れています。でも、少しだけ決めていることがあります。
まずバッグを置く場所を決める
帰ってきたら、まずバッグを置く場所を決めています。これだけでも、気持ちが少し落ち着きます。
以前は、ついそのへんに置いてしまって、あとから中身を探したり、置いた場所を忘れたりすることがありました。
帰ってきたばかりなのに、家の中でバッグを探す。なかなか残念なスタートです。
今は、置き場所をなるべく決めておくことで、帰宅後の小さな迷いを減らしています。ほんの小さなことですが、こういうことが積み重なると、少し気が楽になります。
すぐ座る前に、ひとつだけ片づける
帰ってすぐに座ると、私はなかなか立ち上がれません。
一度座ったら最後。ソファが私を離してくれません。たぶんソファのせいです(笑)なので、座る前にひとつだけ片づけるようにしています。
郵便物を確認する。
バッグの中からお弁当箱を出す。
ハルのものを少し整える。
洗濯物をひとつだけ移動する。
全部ではありません。ひとつだけです。この「ひとつだけ」が大事です。全部やろうとすると疲れますが、ひとつだけなら何とかできます。
飲み物を用意して気持ちを切り替える
帰宅後に、飲み物を用意することもあります。お茶でも、水でも、黒酢でも、その日によって違います。
飲み物を一杯用意すると、少し気持ちが切り替わります。「今、家に戻ってきた」という感じがするんです。
以前、50代の暮らしには無理なく続けられる小さな習慣がちょうどいい、という記事を書きました。
帰宅後の一杯も、私にとっては小さな習慣のひとつなのかもしれません。きちんとした健康習慣というより、気持ちを少し戻すための時間です。
ハルがいるだけで帰宅後の空気が少し変わる
家に帰ると、ハルがいます。それだけで、帰宅後の空気が少し変わります。仕事で疲れて帰ってきても、ハルを見ると、少し気持ちがゆるみます。
もちろん、毎回しっとり感動的に迎えてくれるわけではありません。元気いっぱいです。だいぶ勢いがあります。
ただ迎えてくれるだけでほっとする
ハルが玄関やリビングで迎えてくれると、それだけでほっとします。
言葉をかけてくれるわけではありません。でも、しっぽを振ったり、こちらを見る顔だったり。そういうものに、思っている以上に助けられています。
外でいろいろあった日でも、家に帰ってハルの顔を見ると、「とりあえず帰ってきたな」と思えます。
家に帰る場所があること。
待っていてくれる存在がいること。
それは、暮らしの中の大きな安心なのかもしれません。
でも、ハルの勢いに少し押される日もある

とはいえ、ハルは元気です。とても元気です。帰ってきた私に、全力で「おかえり」をしてくれます。
うれしいです。うれしいのですが、こちらの体力残量が少ない日は、少し押されます。
「ハル、ただいま」と言いながら、心の中で、「ちょっと待って、ママ今、充電5%」と思うこともあります。
でも、そのにぎやかさも含めて、家に帰ってきた感じがします。静かな安心と、元気すぎる安心。ハルはたぶん、後者です(笑)
暮らしを完璧に整えようとしない
家に帰ってほっとするためには、暮らしを完璧に整える必要はないと思っています。
もちろん、きれいに片づいた部屋は気持ちがいいです。でも、毎日完璧に整えるのは難しいです。
仕事をして、家のことをして、ハルのこともあって。その中で全部をきちんとしようとすると、ほっとする前に疲れてしまいます。
全部片づけようとすると疲れる
帰宅後に、目につくものを全部片づけようとすると大変です。
郵便物。
バッグ。
洗濯物。
食器。
ハルのおもちゃ。
見れば見るほど、やることはあります。
でも、全部やろうとすると、途中で気持ちが折れます。そして、何もかも中途半端になって、さらに疲れます。
なので最近は、全部ではなく、ひとつかふたつ整えばいいと思うようにしています。完璧ではないけれど、少しだけ整った。そのくらいで十分な日もあります。
小さく整うだけで十分な日もある
暮らしは、大きく変えなくても少し楽になることがあります。
バッグを置く場所を決める。
帰ってすぐに一杯飲み物を飲む。
座る前にひとつだけ片づける。
ハルをなでる。
今日はここまででいい、と決める。
こういう小さなことが、帰宅後の気持ちを少し軽くしてくれます。
以前、「50代の買ってよかったものは気が楽になるものだった」という記事を書きました。
ものを買うことだけではなく、暮らし方も同じで、私にとって大事なのは「気が楽になるかどうか」なのだと思います。
まとめ|家に帰ってほっとできる場所を少しずつ作りたい
50代になってから、家に帰ったあとの時間を少し大切にしたいと思うようになりました。
帰ってすぐに全部を頑張らなくてもいい。
まず一呼吸置く。
バッグを置く。
飲み物を用意する。
ひとつだけ片づける。
ハルをなでる。
そんな小さなことで、気持ちが少し落ち着くことがあります。
暮らしを完璧に整えるのは難しいです。でも、自分がほっとできる場所を少しずつ作ることなら、できるかもしれません。
今日も帰ってきた。
今日も何とか一日が終わった。
そう思えるだけで十分な日もあります。
50代の暮らしは、頑張って整えるより、帰ってきた自分が少し安心できるように小さく整えるくらいがちょうどいい。
そんなふうに思っています。



